

JICCとCICの概要
JICCとCICの概要
JICC(日本信用情報センター)
1. 設立と目的
JICC(Japan Credit Information Reference Center)は、1992年に設立された日本国内の信用情報機関の一つです。主な目的は、貸金業者や金融機関に対して、個人の信用情報を提供し、適正な融資判断を支援することです。JICCは、消費者金融や信販会社といった非銀行系金融機関からの情報を中心に集約しています。
2. 信用情報の種類 JICCが取り扱う信用情報には、以下のようなものがあります。
基本情報:氏名、住所、生年月日、電話番号、職業など。
取引情報:利用しているローンやクレジットカードの情報、利用限度額、返済状況など。
延滞情報:支払い遅延や債務整理の情報など。
CIC(株式会社シー・アイ・シー)
1. 設立と目的** CIC(Credit Information Center)は、1986年に設立され、主にクレジットカード会社や銀行が協力して運営しています。CICの目的は、金融機関に対して個人の信用情報を提供し、融資判断を助けることです。JICCと同様に、個人の信用リスクを評価するための情報を集約しています。
2. 信用情報の種類** CICが取り扱う信用情報には、以下のようなものがあります。
基本情報:氏名、住所、生年月日などの個人情報。
取引情報:クレジットカードの利用状況、ローン契約の情報、返済履歴など。
事故情報:延滞や債務整理、自己破産などの情報。
JICCとCICの違い
情報源:JICCは主に消費者金融や信販会社からの情報を扱っているのに対し、CICは銀行やクレジットカード会社からの情報が中心です。
情報の内容:両者ともに基本情報と取引情報を扱いますが、事故情報や延滞情報の取り扱いに若干の違いがあります。
信用情報開示方法
JICCの信用情報開示方法
1. 開示請求の準備
JICCに信用情報を開示してもらうためには、以下の書類を準備します。
本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
開示請求書(JICCの公式ウェブサイトからダウンロード可能)
2. 開示請求の手続き
JICCの開示請求は、以下の方法で行うことができます。
郵送による請求:必要書類を揃え、指定の住所に郵送します。通常、手数料が必要で、支払い方法は現金書留が一般的です。
対面での請求:JICCの窓口に直接訪問し、必要書類を提出することも可能です。
インターネットでの請求:近年では、インターネットを通じた開示請求も可能になっています。公式サイトから申し込みを行い、必要書類を送付します。
3. 開示結果の受取
開示請求が受理されると、JICCから信用情報が記載された書類が送付されます。これには、過去の借入状況や返済履歴が含まれています。
CICの信用情報開示方法
1. 開示請求の準備** CICに信用情報を開示してもらうためにも、以下の書類が必要です。
本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
開示請求書(CICの公式サイトからダウンロード可能)
2. 開示請求の手続きCICの開示請求は、以下の方法で行うことができます。
郵送による請求:必要書類を郵送し、手数料を同封します。
対面での請求:CICの窓口に訪問し、必要書類を提出することも可能です。
インターネットでの請求:CICの公式サイトからオンラインで開示請求を行うことができます。この場合、本人確認のための手続きが必要になります。
3. 開示結果の受取
CICからの開示結果は、郵送またはオンラインでの確認が可能です。この書類には、信用情報が詳細に記載されています。
まとめ JICCとCICは、日本における信用情報の収集・提供を行う重要な機関です。両者は異なる情報源を持っており、各々の信用情報には独自の特徴があります。信用情報の開示は、個人の信用状況を確認し、今後の金融取引に向けた適切な判断を行うために重要です。開示手続きは、郵送、対面、またはインターネットを通じて行うことができ、それぞれの機関の公式サイトで詳細を確認することができます。信用情報の管理は、個人の経済生活において非常に重要な要素となりますので、必要に応じて適切な手続きを行うことが求められます。